どくだみ

このページでは、どくだみの効能について調べています。

どくだみ

どくだみの特徴や効能を調査!

どくだみは日本人にとって特殊な植物ではなく、初夏になるとそこかしこで見かける馴染み深さがあります。あまりにも無造作に生えているので、「雑草」のようなイメージを持っている人がいるかも?いずれにせよ、濃い緑の葉と白く可憐な花には、慎ましやかな美しさが漂っていますね。

野草名 どくだみ
学術名 Houttuynia cordata Thunb
生育地 東アジア、東南アジア
形態 多年草
その他の特徴 春の終わりから初夏頃にかけて白いキレイな花を咲かせる。暑さに強く寒さには弱い。

その効能・効果

どくだみには数多くの効果効能があると言われます。

まず血圧の安定に役立ち、心臓病や脳卒中の予防に役立つとされるほか、血糖値を下げ、糖尿病を改善するとされています。生活習慣病の予防に努めたい人にとっては、非常に注目度の高い野草のひとつと言えそうですね。

またどくだみには独特の匂いがありますが、その中には消炎に役立つ成分が含まれているため、皮膚の炎症であるニキビの予防改善に役立つとされています。

さらに「整腸作用で便秘を改善する」、「活性酸素除去に役立つ」という意見も。中には「アトピー性皮膚炎の改善や、がんの予防に役立つので、積極的に摂取を」と推薦する人もいます。

出典元:どくだみ情報専門ポータルサイト http://www.dokudami-world.com/

「抗肥満作用を有する新規食品素材に関する研究:ドクダミを中心として」より

どくだみを中心として抗肥満作用について調べた研究があります。近年、肥満に悩む人が増えており、何とかして対策をとりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 肥満の原因は、余剰になったエネルギーが脂肪として体内に蓄積されてしまったことにあるのですが、肥満はさまざまな生活習慣病の原因にもなる非常に厄介なものです。

研究ではマウスを用いた実験が行なわれており、どくだみの持っている抗肥満作用について調べました。ドクダミを取り入れることによって抗肥満作用が期待できるのは、中性脂肪の吸収抑制効果があるからです。

マウスを用いた実験の中でも中性脂肪の蓄積を抑制する働きがあることが確認されました。

研究の中ではどくだみ葉の熱水抽出物が最も高い成果を出しています。肥満を予防・改善することができれば生活習慣病の予防にもつながるので、見逃せない働きだといえるでしょう。

参考:(PDF)東京海洋大学:抗肥満作用を有する新規食品素材に関する研究: ドクダミを中心として[PDF]

肥満は、さまざまな形で健康に悪影響をもたらします。肥満とは、体に不要な脂肪がたくさんついている状態のこと。

食べ過ぎや飲みすぎ、喫煙、運動不足、遺伝などさまざまな理由も関係していますが、ただ太っているだけと甘く考えてはいけません。

特に内臓脂肪型肥満だった場合はただ単に太っているだけではなく、「肥満症」と診断され、治療の必要な状態ともいえるのです。

肥満は、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、高血圧、高尿酸血症、痛風、メタボリックシンドローム、動脈硬化、虚血性心疾患、脳梗塞などを引き起こす大きな原因です。

健康な体を目指したいと考えている方は、肥満を解消することが重要。そのためにもどくだみが役立ってくれるでしょう。

参考:(PDF)一般社団法人 日本臨床内科医会:肥満と生活習慣病[PDF]

「ドクダミ抽出物のメタンチオールに対する消臭成分」より

どくだみには、消臭成分もあります。実際にどくだみを手にしたことがある方なら、独特の香りがするのをご存知でしょう。

どくだみは日本でも古い時代からに脱臭や消臭目的で使われることもありました。それに加え、安全性が高いことから安心して利用できる消臭素材であることを調べるために行なわれた実験があります。

実験ではどくだみが「メタンチオール」というまるで腐った玉ねぎのような臭いを発する成分に対し、どのような消臭効果があるのかを調べました。

使用するのは、どくだみ100gに1Lのメタノールを加えたもので、室温で1週間抽出したものを用います。

これをペーパーフィルターでろ過し、エバポレーターによる減圧下で濃縮乾固させたものを粗抽出物としました。

研究の結果、どくだみの消臭作用には「コーヒー酸」というものが主成分となって関わっており、この働きにより消臭作用があることが判明したのです。

参考:(PDF)日本家政学会誌 Vol.61 No.12 775~781(2010):ドクダミ抽出物のメタンチオールに対する消臭成分[PDF]

どくだみの香り自体は好みが分かれますが、高い消臭作用もあるので、さまざまなシーンで活躍してくれるのではないでしょうか。

どくだみの葉を通気性の良い袋などに入れて臭いの気になるところに置いておくと、消臭効果が期待できます。

中には、市販されている消臭剤を使用しても全く取れなかった頑固な臭いがほとんど気にならなくなったという口コミまであるので、うまく役立ててみてはどうでしょうか。

消臭剤の中にはすぐに効果が薄れてしまうものもありますが、どくだみの葉は枯れるまで効果が続くので、靴箱の中や冷蔵庫など、臭いの気になるところに取り入れてみるのもおすすめです。

「Effects of Houttuynia cordata thumb on expression of BMP-7 and TGF-beta1 in the renal tissues of diabetic rats.」より

糖尿病状態になっているラットを用いて、ドクダミが腎組織に与える影響について調べた実験があります。

こちらの実験では、骨を形成するのに重要な役割を果たしているタンパク質であるBMP-7と、成長因子であるTGF-beta1への影響について調べました。

ラットに対してドクダミを投与したグループではTGF-β1およびコラーゲンの発現低下が見られたものの、BMP-7は増加するという結果に。また、ドクダミを投与することによってTGF-β1とコラーゲン1の発現低下が見られたほか、BMP1の発現増加が誘発されることがわかりました。

これは、ドクダミを投与したマウスの腎保護作用が確認されたということでもあります。

参考: Effects of Houttuynia cordata thumb on expression of BMP-7 and TGF-beta1 in the renal tissues of diabetic rats.

※英文・参照元サイト名詳細不明

腎臓は私たちの健康とも深く関係しています。体内に溜まった老廃物や不要な水分を外へ排出する役割を持っている臓器なので、腎臓の機能の弱まってしまうと、上手くろ過をすることができなくなってしまい、体内にたくさんの老廃物を溜め込んでしまうのです。

他にもホルモンを生産・分泌する役割もあります。また、腎臓の機能が衰えた場合には赤血球をうまく作ることができなくなってしまうので、注意しなければなりません。

赤血球が足りなくなると貧血を引き起こします。体がだるいと感じるようになったり、ビタミンDを活性化させることができず骨がもろくなることも。

腎臓は非常に重要な臓器だといえるでしょう。ドクダミにはそういった腎臓を保護する役割もあるわけですね。

どくだみに含まれる主な成分

どくだみには、以下のような成分が含まれています。その働きについて紹介していきましょう。

なお、成分の中には、葉を乾燥させることで失われるものも。どくだみを摂取する際は、どのような加工を経ているのか、確認するのがおすすめです。

クエルセチン

フラボノイドの一種。血管拡張作用や利尿作用が高く、身体内の「めぐり改善」に役立ちます。また、消炎効果も高い成分であることで知られています。

ルチン

血管の老化防止に役立つ成分。血管の適度な透過性を保つほか、血管に必要なコラーゲン合成を促進する、ビタミンCの吸収を助けます。

デカノイルアセトアルデヒド

高い殺菌作用のある成分。人体に悪影響を及ぼす細菌へのアプローチ力が高く、ニキビをはじめ水虫や痔、おできなどの改善に役立ちます。

クロロフィル

細胞の再生促進作用が期待できる成分。特にターンオーバーのサイクルが乱れ、肌荒れに悩んでいる人にはおすすめ。

フラボノイド

植物の色素成分。抗酸化作用や整腸効果が期待されます。

管理人とどくだみ

どくだみも道端でよく見かける野草の1つ。天ぷらなどにしてもおいしいのですが、綺麗な白い花を咲かせるので、庭に植えて干渉するのも良いでしょう。お腹の調子を整えるときや皮膚のかぶれによく使っていました。毒止め、という呼称から変化して、どくだみになったようです。