アマドコロ

このページでは、アマドコロの効能について調べています。

アマドコロの特徴や効能を調査!

アマドコロはユリ科の植物で、5月ごろにすずらんのような釣り鐘状の白い花を咲かせます。日本など東アジアの山野だけでなく、ヨーロッパにも自生しており、冬になると葉が落ちますが、土の中には太い根茎が息づいています。

アマドコロの中には、葉に白い縁取りや筋の入る種類があり、その美しさからガーデニング種としての人気が高くなっています。また、葉には甘味があるため、日本ではお浸しや天ぷらとして食用されてきた歴史もあるようです。

野草名 アマドコロ
学術名 Polygonatum odoratum Druce
生育地 ヨーロッパ、東アジア
形態 多年草
その他の特徴 アマドコロには、さくらんぼのように可憐で黒い実がなります。思わず食べてしまいたくなりますが、内部には毒が含まれます。

その効能・効果

アマドコロには滋養強壮や、血行を促進する強心効果があると言われます。また炎症や咳を鎮める、鎮静効果があるとも考えられています。

しかし、何と言っても美容効果の高さに注目したいところ。整腸作用で腸内環境を整えるほか、シミやそばかすの予防改善、肌のターンオーバー促進、そして老化防止に役立つなど、うれしい効能がいっぱいです。

なおアマドコロは漢方の世界で「玉竹」と名付けられ、生薬として用いられているほか、ハーブティーの原料として愛飲されています。いずれも根茎をすり下ろしたものが用いられます。

出典元 ハーブ1 https://herb1.info/solomons-seal/

聖心美容クリニック「チロシナーゼ」より

アマドコロに含まれているチロシナーゼは、モノフェノールオキシダーゼやフェノラーゼとも呼ばれている酵素で、チロシンというアミノ酸を酸化させることによりメラニンを作っています。

メラニンといえばシミやソバカスといったものの原因になる厄介なものです。特に紫外線を浴びた肌で分泌されるのですが、アマドコロにシミの元でもあるメラニンに繋がる成分が含まれているのなら摂取しない方が良いように思うかもしれません。

しかし、美容のことを考えると、チロシナーゼが不足すると困ることがあります。それは、若々しい髪作りです。髪の毛が黒いのはメラニンによる働きなので、メラニンが不足してしまうと色素が薄くなり、白髪になってしまうのです。

チロシナーゼによって作られるメラニンは髪の色をつけるために欠かせないので、チロシナーゼが不足しないようにしたいですね。

ただ、美白化粧品を開発している会社などではチロシナーゼの抑制成分を取り入れてできるだけメラニンを抑え、シミができるのを防いだりしているので、どちらかというと厄介な存在といえるかもしれません。

参考:聖心美容クリニック : チロシナーゼ

「食物摂取後の血糖値上昇に及ぼすラッキョウフルクタンの影響」より

アマドコロには食物繊維の一種である「フルクタン」が豊富に含まれています。
フルクタンといえばラッキョウに多く含まれている食物繊維として知られているものです。

食物繊維には、水に溶ける水溶性の元と、脂に溶ける脂溶性のものがあるのですが、フルクタンは水溶性の食物繊維にあたります。
食物繊維といえば、ダイエットをサポートしてくれる成分として有名です。

フルクタンを取り入れることによって食後の血糖値の上昇を抑制する作用があるほか、血清コレステロール値の低下作用や、大腸でのミネラル吸収率をアップさせる作用、ナトリウムの吸収抑制作用といったものがあります。

スリムな体を作ったり、肥満を避けて健康体を維持したりするためには血糖値の急上昇を抑えなければなりません。
フルクタンがどのように血糖値の上昇をおさえてくれるのか調べた実験があるので、ご紹介しましょう。

試験色として炭水化物が多く、血糖値が上がりやすい食パンや白米、サツマイモといったものを取り入れ、食品糖質量は50gになるように調整。
対照食には糖質量が50gとなるグルコース溶液を用いています。
※この実験ではラッキョウフルクタンが使われました。

実験の内容

血糖値は空腹時に急上昇しやすいこともあり、実験では12時間固形物を取らないようにしました。

グループを分け、グルコース(糖)のみのグループと、食パン、白米、サツマイモといった食事にプラスしてラッキョウフルクタンを取り入れ、食後の血糖値がどのように変化したのかをチェックします。
その結果、グルコースのみを取り入れた場合に比べ、フルクタンを取り入れたほうが血糖値の上昇を抑えられる結果となりました。

ほか、白米、サツマイモに加えてフルクタンを取り入れた場合も同じく、白米のみ、サツマイモのみ食べた場合に比べるとフルクタンを取り入れた場合方が血糖値の上昇を抑えられることがわかっています。

糖質を含む食品の吸収をゆるやかにし、血糖値の上昇を抑えることは肥満改善やダイエットにも繋がるので、健康と美容に効果的な働きだといえるでしょう。

参考:仁愛大学:食物摂取後の血糖値上昇に及ぼすラッキョウフルクタンの影響

「Complementary effects of pravastatin and nicotinic acid in the treatment of combined hyperlipidaemia in diabetic and non-diabetic patients.」より
(訳:糖尿病患者と非糖尿病患者の複合高脂血症治療におけるプラバスタチンとニコチン酸の補完効果)

アマドコロには「ニコチン酸」という成分が含まれています。これはナイアシンのことです。
ナイアシンといえば、糖質や脂質といったものを燃やしてエネルギーを作ったり、アルコール分解のための酵素の働きを助けたりする効能を持っています。

また、脂質代謝の改善に役立ってくれる効能もあるのでご紹介しましょう。

糖尿病患者と、そうではない人たち総勢44名を対象として行われた実験があります。
この実験ではニコチン酸を毎日1,500mg投与し、変化を調べました。12週間継続したところ、血中トリグリセリドとLDL(悪玉)コレステロールが低下し、HDL(善玉)コレステロールが増加するという結果になったのです。

参考: Complementary effects of pravastatin and nicotinic acid in the treatment of combined hyperlipidaemia in diabetic and non-diabetic patients.

善玉コレステロールが増える効果

コレステロールには悪玉と善玉があるのですが、当然ながら善玉コレステロールが多い方が理想的です。
例えば、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが多いと動脈硬化のリスクが高くなってしまいます。

また、特に男性は善玉コレステロールであるHDLが少ないと脳梗塞の発症リスクが上がるとされているため、できる限り悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やせるように心がけましょう。

普段の食生活を意識して変えることも重要です。腹八分目にして食べ過ぎないように心がけたり、野菜類を積極的に摂取したりすることも効果的です。
また、運動も積極的に実践すると効果的に悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効能が期待できるとされています。健康的な生活を目指してみましょう。

対策の一環としてニコチン酸が含まれているアマドコロを取り入れてみるのも良いですね。

参考:(PDF)善玉コレステロールが増える効果[PDF]

アマドコロに含まれる主な成分

アマドコロには、以下のような成分が含まれています。それぞれの働きについて紹介していきましょう。

フルクタン

整腸効果の高い成分で、便秘や下痢などの不調を改善します。また糖分の吸収を抑える働きがあるため、ダイエットに役立ちます。

コリバラマリン

代謝を促進する作用を持つ成分なので、老化防止に役立ちます。

チロシナーゼ

美白成分として、美容業界から熱い注目を集めています。シミ・そばかすの発生を抑制するほか、紫外線やストレスの悪影響から、肌を保護する成分です。

ニコチン酸

皮膚や粘膜の健康に役立つ成分。また血流改善作用が高いほか、アルコールを分解する成分なので、二日酔いの改善にも貢献します。