キダチアロエ

このページでは、キダチアロエの効能について調べています。

キダチアロエ

キダチアロエの特徴や効能を調査!

もともとはアフリカなどに自生する植物・アロエ。その種類は非常に多彩で、500以上にも及ぶと言われています。

中でも黄緑色で肉厚な、トゲのある葉が特徴的なキダチアロエは、日本で最もポピュラーな種類と言えそう。フラワーショップで簡単に入手できるほか「挿し木でも増やせる」、「寒さにも暑さにも強い」という特性を持つため、栽培も容易です。

野草名 キダチアロエ
学術名 Aloe arborescens
生育地 南アフリカ、アラビア半島
形態 多年草
その他の特徴 もともと乾燥した地域に自生する植物なので、水やりは少なくても育つと言われている。特徴的な葉が目立つが、赤やオレンジの花を咲かせることでも知られています。

その効能・効果

キダチアロエには、「医者いらず」と呼ばれるほど、多くの効果効能があると言われています。

まず胃腸病の予防。二日酔いの改善や、便秘の解消、そして下痢の改善に役立つそうです。この働きが、美肌や肥満防止など、美容面での相乗効果をもたらすことも注目されています。

さらにアロエの葉の奥にあるゼリー部分を肌に貼ることで、傷口の治癒促進や、傷跡が残らないようにする効果も期待できるそうです。ただし、事前にアロエを熱湯消毒するなどの作業が必要となります。

出典元:健成園公式サイト https://www.kenseien.co.jp/
kenkou/1278.html
スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/article/015480/

「アロエの効能・効果」より

アロエの液汁には抗炎症作用のある酵素が含まれている

火傷や切り傷、あるいは胃腸病などに広く用いられているキダチアロエの活性成分について、1973年以来、研究が重ねられてきました。

キダチアロエに期待される効能の一つに、炎症を抑える作用があります。キダチアロエは90%以上が水分であり、葉には無機塩類が含まれています。

新鮮なアロエの葉を切り、ゼリー状の部分から分泌された駅を調べたところ、火傷や切り傷の際に引き起こされる機縁物質を分解する酵素が含まれていることが分かりました。

上気道感染による喘息を抑える効果が認められる

国立相模原病院・リウマチ・アレルギー臨床研究部との共同研究によって、キダチアロエのエキスが、上気道感染によって誘発される喘息に有効であることが示されました。特に、51歳以上の感染しやすい内因型の患者、かつ喘息の治療としてステロイド剤を使ったことのない患者には顕著に効果を示しました。

アロエとステロイド系抗炎症剤を併用することによる効果

抗炎症作用や創傷治癒効果などが期待されているアロエの液汁に水に溶ける有機溶剤を加え、沈殿させたものをステロイド系抗炎症剤と併用し、どのような変化が起こるかを調べた実験結果があります。

この実験によると、浮腫抑制効果・熱創傷治癒効果・創傷治癒効果が認められました。

浮腫抑制については、ステロイド系抗炎症剤を使うとむしろ悪化したにも関わらず、アロエ沈殿物と併用することで抑制効果を示しました。

熱創傷治癒については、ステロイド系抗炎症剤ではあまり効果がなかったものの、アロエ沈殿物と併用すると著しい治癒効果が現れました。

創傷治癒においては、ステロイド系抗炎症剤との併用で、コラーゲンの生成が早まり、回復が早まったと報告されています。

■参考元:(PDF)アロエの効能・効果

「臨床応用例からみたアロエの効用」より

健康上問題のない17名の被験者に、キダチアロエの全葉を凍結乾燥させて粉末状にした錠剤を内服させて、偽薬(プラセボ)との比較を行った実験があります。

その結果、アルコール摂取30分後と60分後の血中アセトアルデヒド濃度は、プラセボ群と比べて低くなっていることが分かりました。この結果により、キダチアロエの成分は飲酒前に摂取することで、肝臓におけるアセトアルデヒドの分解を促進させることが示唆されました。

肝機能の亢進作用が認められる

肝硬変の患者8名に、特殊製造したキダチアロエエキスを1日5~10ml、1~3年間服用してもらった研究があります。キダチアロエエキスを摂取した8名は、食欲が増し、腹部の膨満感が軽くなり、肝機能数値(GOT、GPT)が正常になりました。さらに、大人ではがん細胞にのみみられるα-フェトプロテインが減少していることも分かりました。アロエエキスを投与している間は肝硬変から肝がんになることはなかったため、アロエエキスが血液循環を良くして肝臓へ血液を送り込んだことによって、肝機能が持つ解毒作用を更新したと考えられます。

■参考元:(PDF)臨床応用例からみたアロエの効用

「ヒト皮膚線維芽細胞のヒアルロン酸合成に対するキダチアロエの効果」より

ヒアルロン酸の合成を促進する植物抽出物を検証した実験結果が発表されています。実験は、正常なヒト線維芽細胞を培養したものを用いて行われました。さまざまな植物を比較したところ、キダチアロエ、ジュウヤク、アマニン、ヤローフラワーの4種類が優位にヒアルロン酸合成を促進。もっとも高い活性があったのはキダチアロエのエキスでした。また、エキスを成分ごとに分けることでさらに著しく活性が上昇したため、キダチアロエの中にはさらに高い活性を持った成分があるのではないかと期待されています。

■参考元:(PDF)ヒト皮膚線維芽細胞のヒアルロン酸合成に対するキダチアロエの効果

「キダチアロエ抽出物で処理した繊維の染色堅ろう性及び抗菌性効果」より

人体に無害かつ環境にも影響を与えない抗菌性物質を探す研究の一環として、さまざまな薬効効果が知られるキダチアロエ(医者いらず)に注目した研究結果が発表されています。

キダチアロエを熱水で抽出したものに、絹・毛などのタンパク質性繊維やレーヨン(セルロース系繊維のひとつ)を付けると、濃い色に染めることが可能という結果に。さらに、絹とレーヨンにおいては、抗菌性能を有していることも明らかになりました。しかし、キダチアロエ抽出物で染色したレーヨンは紫外線や水などに弱く、一部の抗菌性能が著しく低下することも示されています。

これは食物に関する研究ではないものの、キダチアロエ抽出物に含まれている抗菌作用のメカニズムを解明する研究の一つとして注目できる論文です。

■参考元:(PDF)キダチアロエ抽出物で処理した繊維の染色堅ろう性及び抗菌性効果

キダチアロエに含まれる主な成分

キダチアロエには、以下のような成分が含まれています。それぞれの働きについて紹介していきましょう。

アロイン

アロエの苦み成分で、健胃や整腸効果に優れています。ただし継続して飲用すると、効果が見られなくなることが多いので、胃腸の調子が悪い時にのみ活用すると良いでしょう。

アロエウルシン

胃や十二指腸の粘膜を保護する効果がある成分。潰瘍の予防に役立ってくれそうです。

ムコ多糖類

ゼリー状の葉肉に含まれている成分。抗炎症効果や免疫力向上効果が期待できるため、火傷、などで傷ついた皮膚の改善に役立てられることが多くなっています。

アミノ酸やミネラル

キダチアロエは、人体の健康に欠かせないアミノ酸やミネラル(亜鉛、カルシウム、セレンなど)を豊富に含んでいます。身体の疲労回復や免疫力アップをサポートしてくれるでしょう。

ビタミン

キダチアロエには多くのビタミンが含まれています。その数は、全13種中の10種にも及ぶのだから、驚き。特にビタミンB群の含有量は高めで、植物には珍しくビタミンB12も含んでいます。美肌づくりに貢献してくれるでしょう。

管理人とキダチアロエ

アロエに関しては、私も豊富なエピソードがあります。小学生の頃に、アロエヨーグルトなるものを食べて以来、「こんなブドウのような美味しいものがあるのか」と虜になっていた時期があります。そんなとき、小学校にアロエが飾られていました。お腹を空かせた私は、周囲に人がいないことを確認するとひっそりと、且つ大胆にかじりついたのです。次の瞬間、口の中に広がったのは、フルーティな甘みではなく、地獄のような苦みでした。そう、かじりついたのはキダチアロエ。私が食べたかったのは、アロエベラだったのです。しっかりと幹から生えているものはキダチアロエという種類で、観賞用として、家先に飾っている家庭もあります。薬用としての効果は高く、やけどなどに実際効くようです。

みなさんも、かじりつく前にご確認を。口の中の皮膚がすべてシワシワになるくらい本当に苦いです。